【導入製品】
PACS 循環器画像管理システム 統合参照ポータル ユニバーサルビューア
久留米大学病院は約1,000床を有する筑後地区の基幹病院です。設立から87年、「良き臨床医を育成する」ことを、目的に設立開院し、開業医や病院長を多く輩出しています。また、高度救命救急センターを持ち、ドクターヘリ基地病院としても機能しています。
■所在地:福岡県久留米市旭町67番地
■TEL: 0942-35-3311
■病床数:一般/1041床 (精神53)
久留米大学病院では、2015年に各診療科の医師が使う臨床画像やデータの院内配信用にINFINITT PACSを導入頂きました。
また、循環器領域のエコー検査の動画を中心に管理するWEBベースのPACS、INFINITTT Cardiology PACSも導入いただきました。
今回は、INFINITT PACSを導入頂いた理由や所感、今後の展望などを安陪様(久留米大学医学部放射線医学教室 教授)と黒松様(医学部医学科内科学講座 教授)にお話を伺いました。
見たいところをすぐ映し出すスピードが導入の決め手
まずは、INFINITT PACSを導入いただいた理由をお伺いしました。画像を映し出すまでにかかる時間が他社製品に比べて短いことでした。ストップウォッチでメーカ各社のPACSシステムのスピードを計測するとINFINITT PACSが好タイムを出しました。
安陪様は、「見たいところをすぐに表示してくれるところがよかった」また、スクロールすると自分が見たいところに飛び、そこを中心に読み込みをはじめるため「見たいところを素早く見ることができるのが魅力的だった」とお話しいただきました。
1つのウィンドウですべてが完結する機能的なPACS
2 つ目の理由としては、簡単に3Dイメージを作成できることです。他メーカのPACSでは、MIPやMPR3Dイメージを作成するために、もう1つウィンドウを開く必要があります。INFINITT PACSは、一つのウィンドウの中でCT画像を見ることができて3Dイメージも作ることができます。「カルテが電子化されてウィンドウがたくさん開くと、どこに何があるか探すのが手間になってくるもの」
しかし、一つのウィンドウで閲覧できるところが煩わしさを感じさせず、ユーザーフレンドリーなのだと安陪様にお話しいただきました。
エコー検査月2,000件をこなすのに欠かせないPACSの条件とは?
久留米大学、超音波診断センターの検査領域は、循環器、乳腺、腹部、頸部領域、さらに腎臓、小児の循環器なども行い、月に2,000件弱の検査をこなす。超音波装置は循環器専用が4台と腹部、乳腺、頸部などが7台、治療室で1台が稼働している。「エコー検査を行ってレポートを作成して送信するところ、診察医が送られてきたレポートをチェックするところの両方の面でPACSの性能がよくなければならなく、INFINITT PACSを導入してから、患者の待ち時間がぐっと少なくなったと思う。」と黒松様にお話いただきました。
どんどん増えるエコー検査、INFINITT PACSが業務を効率化する
最近ではエコーを使って体表や整形外科領域の検査も行うようになってきています。今後は超音波診断センターでも検査領域を広げていく予定とのことです。「もっと、超音波検査を増やしていく。検査時間は決まっているのでいかにレポートを早く作れるかが、スムーズな診断を行うカギとなる。レポート1件にかかる時間を減らすことが次のステップだろうと思う」と今後の展望も語っていただきました。